静かな生活 ~ 東京で双子育児 ~

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パン屋さんの女の子

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近所にある大好きなパン屋さん。

ご夫婦でやっている小さな個人商店で、おいしいのはもちろん、
季節ごとのパンも工夫がいっぱい、見た目にもおいしいので、
少し遠いですが、足繁く通ってしまいます。


いつもは奥さんがレジで対応してくれるのですが、先日お店に入ったら、
「いらっしゃいませー」というかわいらしい声がして、
奥から小学3~4年生くらいの女の子が出てきました。

ちゃんとエプロンと三角巾をしています。

後ろから、白い調理服と帽子をかぶった、お父さんと思しき
パン職人さんも一緒に出てきました。


きっと、ご夫婦のお子さんが春休みでお手伝いしているんだな~、と
思いながら、またまたパンをごっそり購入。
(お昼前だったので、つい…^ ^;)

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双子も大好きなスコーン

注目すべきは、その女の子の働きぶり。

お父さんがレジを打っている間に、たくさんのパンをテキパキと
トングではさんで、ひとつずつ小さな紙袋へ入れていっています。

3つ買ったスコーンは、
「これビニール袋の方がいいかな?紙の袋でいい?」
とお父さんに聞いています。


お父さんがお会計が終わった頃、女の子も袋詰めが終わり、
今度は大きいレジ袋に、個袋に入ったパンをひとつずつ詰めていきます。

お父さん 「こっちの(パンの)方が固いんじゃないの?」
女の子 「大丈夫、このパンを下にしたから」

と、柔らかいパンがつぶれないよう、固めのパンから下に入れるよう
配慮してくれているようです。

すべてパンを入れ終わると、まっすぐにこちらを見て、にっこりと
「ありがとうございました」と言って手渡してくれました。

もちろん、小さな女の子が一生懸命な姿はとてもかわいらしかったのですが、
わざとらしい元気さでもなく、モジモジとはにかんだ様子もなく、
スッキリと静かで自然な立ち振る舞いは、
“子どものお手伝い”ではなく、既に“パン屋さんの風格”を感じさせるものでした。

私は何か言葉をかけたかったけれど、
「お手伝い?えらいわね。」というのも何か違う気がして、
でも他に言葉も見つからず…

私も笑って「ありがとう」と言うことしかできませんでした。



時間にして3~4分くらいのことだったと思うけれど、
この一連の光景を見て、私はガーーーンと来てしまったんですね…

子どもにとって、こんなに貴重な社会勉強ってあるかしら…と。



家業のある家では、子どもが親の手伝いをするのは当たり前なのかもしれませんが、
サラリーマンの核家庭では、子どもが親が働いている姿を見る機会は滅多にない…

キッザニアやカンドゥーなど、双子が大きくなったら
ちょっとのぞいてみてもいいかも…?と思っていたけれど、

所詮スポンサーがお金を出している広告のようなものだし、
そもそもテーマパークなのだから、子どもウケのいい
仕事の楽しい面しか体験できないのは当然。


その点、このパン屋さんの女の子は、接客が自分の生活に直結するリアリティ、
仕事のやりがいもしんどい面も、待ったなし、
身に染み方は比較にならないだろうな…

きっとこの女の子は、パン屋さんになってもならなくても
接客業の何たるか、ものづくりの何たるかを肌で覚え、
一生忘れないのだろうと思います。


幼少期に見る、家庭とは違う働く親の姿って、本当に鮮烈ですからね…


自営業やフリーランスの仕事は、大変な面も多いかもしれませんが、
子どもに親の仕事を見せられる…という点では、
これ以上ない、最高の教育環境だな…ととてもうらやましく思いました。

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以前の記事に載せたこの写真も、このパン屋さんのです^ ^

因みに、パン屋さんからの帰り道、これまたエプロンと三角巾を身につけた
小学1~2年生くらいの女の子が、パン屋さんの奥さんの手をひっぱりながら
走っているところに遭遇しました。

妹ちゃんもいたのね^ ^ 買出しに行っていたのかな?
きっと素敵な姉妹に成長するんだろうな。

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